「10年後、日本を超える存在に」:インドネシアがFIFAランキングで飛躍、母国メディアが成長を誇示


アジア最終予選グループCで3位につけるインドネシア代表。11月シリーズで日本に0-4と大敗したものの、サウジアラビアを2-0で撃破するなどの健闘が評価され、FIFAランキングで125位にランクインした。これは同国史上最高順位であり、順位を5つ上げたことが注目を集めている。
アジアサッカー連盟(AFC)の公式アカウントも、「日本がアジア勢トップを維持する中、UAEとインドネシアが大きく躍進」と称賛。SNSでは「インドネシアが最大の飛躍を遂げた」「10年後、日本に取って代わる存在になってほしい」という期待の声も寄せられた。
シン・テヨン監督の下での飛躍
韓国人のシン・テヨン監督が2019年末に就任して以来、インドネシア代表は目覚ましい進歩を遂げている。就任当初のFIFAランキングは173位だったが、2021年には175位まで下がるも、その後は着実に順位を上げ続けている。
母国メディア『CNN Indonesia』は、「ガルーダ(インドネシア代表の愛称)の覇権は高まり続けている」と伝え、特にオランダ人選手の帰化プロジェクトがチームの実力向上に寄与していると分析。
「結果は明らかだ。ランキングは上昇し、2026年ワールドカップ予選でも大きな期待を背負っている」と誇らしげだ。
熾烈な争いが続くグループC
グループCで断トツの日本(勝点16)に続く2位争いは激戦となっている。インドネシア(勝点6)はサウジアラビア、バーレーン、中国と並び、2位のオーストラリア(勝点7)とはわずか1ポイント差。3月にはオーストラリア、バーレーン、6月には中国、日本との試合が控えており、順位を巡るデッドヒートが期待される。
「未来への希望」
インドネシア代表の成長は、国内外からの注目を集めている。母国メディアが「10年後にアジアを代表するチームに成長する」との希望を託す中、チームは確実に力をつけている。2026年ワールドカップ出場という大きな目標を胸に、次なる戦いに挑む。
アジアサッカー界での存在感を増し続けるインドネシア。彼らがアジアの強豪として名を馳せる日は、そう遠くないのかもしれない。