「打てなかった」巨人の25歳内野手、来季に向け危機感 初のオフは主軸選手2人から“冬期講習”を受け、打撃力向上を誓う
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エース不在のピッチで、ストライカーとしての役割を果たした。北中米W杯アジア最終予選で初先発を飾った日本代表FW小川航基(NECナイメヘン)は、前半35分に左サイドを突破したMF鎌田大地からの折り返しパスに反応。相手DFと競り合いながらも、巧みに優位な位置に入り込んだ。最終的にはインドネシアDFが触れたためオウンゴールとなったが、実質的には小川の得点と言える場面だった。
熱狂的な応援が響くスタジアムで繰り広げられた一戦。試合直前に降り出した大雨の影響もあり、日本は立ち上がりから守備が安定せず、危険な場面が続いた。しかし、小川航基にとって、敵地のスタジアムは決して「アウェー」ではなかった。
6月のヤンゴンで行われたミャンマー戦で2ゴール、9月のリファで行われたバーレーン戦で1ゴール、10月のジッダで行われたサウジアラビア戦でも1ゴールと、敵地での連続得点を重ねてジャカルタに乗り込んでいた。結果的にその連続記録は途切れたものの、小川は「アウェーでの得点記録は気にしていない。まずはチームが勝つことが最優先だ」と、爽やかな表情で語った。
自身の得点が記録に残らなかったことへの悔しさを微塵も見せなかっただけでなく、後半に久々の途中出場からゴールを決めた菅原由勢についてもこう語った。
「彼のゴールは、このチームの強さを象徴していると思います。得点後、みんながああいう風に喜ぶ姿を見ると、チームとしての結束がいかに深いかがよく分かります。これがチームワークの力になっていくんです。」
誰が出場しても安定したパフォーマンスを発揮できるチームへと成長した森保ジャパン。小川はその中で重要な役割を果たしている。