シフィオンテクが快勝で全仏オープン4強入り、準決勝でガウフと激突

シフィオンテクが快勝で全仏オープン4強入り、準決勝でガウフと激突

【AFP=時事】全仏オープンテニスは4日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第5シードのマルケタ・ボンドロウソバ(チェコ)に6-0、6-2で快勝し、ベスト4進出を決めました。

シフィオンテクは4回戦でアナスタシア・ポタポワにわずか40分で6-0、6-0と圧勝しており、その勢いを準々決勝でも見せつけました。第2セット序盤でゲーム連取は20で止まりましたが、ストレート勝利を収め、大会通算成績を33勝2敗に伸ばしました。彼女は2005年から2007年にかけてのジュスティーヌ・エナン以来の全仏オープン3連覇を狙っています。

シフィオンテクは試合後、「正直に言って、すべてがうまくいった」と話し、「今日はゾーンに入っている感じがした」と手応えを語りました。彼女は2回戦で大坂なおみにマッチポイントを握られながらも逆転してから、一貫して優勝候補の筆頭としての実力を発揮しています。

次の対戦相手は第3シードのココ・ガウフ(米国)で、決勝進出を懸けた一戦となります。シフィオンテクはガウフとの対戦成績で11戦10勝し、すべてストレート勝ちしています。また、2022年大会の決勝でもガウフに勝利しています。

シフィオンテクは「ルーティンを変えたくない。重すぎる荷を背負いたくないし、いつもと同じ1試合だと考え、大きすぎる扱いをしないようにしたい」と冷静に語りました。

一方、ガウフは四大大会で3回準優勝している第8シードのオンス・ジャバー(チュニジア)との試合で4-6、6-2、6-3の逆転勝利を収め、全豪オープンに続きグランドスラム3大会連続の準決勝進出を果たしました。ガウフはシフィオンテクの全仏オープンマッチ19連勝の記録を止めるべく、「みんな分かっている通り、私は最後まで行きたい。失うものは何もない。大きなプレッシャーがあるのは彼女の方」と意気込みを語りました。

