伊藤洋輝の起用法に関する議論が白熱、森保監督の采配に批判も

サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月6日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選でミャンマー代表に5-0の快勝を収めました。注目を集めたのは、森保一監督が3バックシステムを採用し、DF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)の起用法が議論の的となっています。

試合は序盤から日本がポゼッションを握り、左サイドのFW中村敬斗(スタッド・ランス)を中心に攻撃を展開。17分にMF鎌田大地(ラツィオ)のスルーパスを受けた中村がドリブルでペナルティエリアに侵入し、右足のシュートで先制ゴールを決めました。続いて34分にはMF堂安律(SCフライブルク)が追加点を奪い、後半にはFW小川航基(NECナイメヘン)が2度ゴールネットを揺らし、さらに後半アディショナルタイムには中村が強烈なミドルシュートで2点目を挙げました。
既にW杯アジア最終予選進出を決めている中、森保監督はミャンマー戦で3バックシステムを試し、最終ラインには左から伊藤、DF谷口彰悟(アル・ラーヤン)、DF橋岡大樹(ルートン・タウン)を配置。伊藤は90分間にわたり安定感抜群のパフォーマンスを披露し、ミャンマーのシュートを3本に抑え、後半には積極的にオーバーラップを仕掛けるなど、攻撃参加でも存在感を示しました。
この試合での伊藤のプレーに対し、SNS上では「伊藤洋輝、やっと適正ポジションで使ってもらった」「やっぱり伊藤洋輝は3センターバックの左が合っている」「伊藤洋輝、やりやすそうにしてるね」と高く評価する声が多く見られました。しかし一方で、「森保監督の今までの起用法が間違っていた」「サイドバックでプレーさせるべきではない」といった批判の声も上がっています。
森保監督はこれまで4バックシステムを採用することが多く、伊藤は主に左サイドバックでプレーしていました。カタールW杯では、MF三笘薫(ブライトン)との縦関係でバックパスを選択することが多く、批判を浴びていました。今回の3バックシステムでの伊藤の活躍は、彼の適正ポジションについての議論をさらに活発化させる結果となりました。