日本代表復帰の影で…「次世代の伊東純也」がベルギーで注目の的に
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【東京発】パリ五輪に向けて各競技の日本代表が続々と決定する中、陸上競技の代表選考争いも激しさを増している。男子110mハードル、400mハードルの二種目でパリ五輪出場を狙う慶應義塾大学4年の豊田兼(21)が注目を集めている。
都内屈指の進学校、桐朋中・桐朋高を経て慶應義塾大学に進学した豊田は、身長195cmの長身とモデル顔負けのルックスを持つ。フランス人の父を持ち、早くからパリ五輪を目標にしていたという。
昨年10月のヨギボーチャレンジで、世界陸連(WA)が定めるパリ五輪の参加標準記録(48秒70)をクリアする48秒47をマーク。今年5月19日のセイコーゴールデングランプリでは、日本歴代5位となる48秒36の自己記録を更新し、優勝を飾った。これにより、400mハードルでの五輪出場が現実味を帯びている。
一方で110mハードルでは、日本歴代6位となる13秒29を記録しているものの、五輪の参加標準記録(13秒27)には僅かに届いていない。昨年8月のワールドユニバーシティゲームズで大学生世界一に輝くなど、国際舞台でも実績を積んでいるが、代表選考は熾烈を極めている。
400mハードルでは、豊田の他にもブダペスト世界選手権で準決勝進出を果たした黒川和樹(住友電工)や筒江海斗(スポーツテクノ和広)が参加標準記録を突破しており、代表枠を巡る争いは激しい。また、110mハードルでも、泉谷駿介(住友電工)や村竹ラシッド(JAL)などの強豪がひしめく中、日本選手権での活躍が求められる。
パリ五輪に向けた代表選考が大詰めを迎える中、豊田兼の挑戦に注目が集まる。