新人・高木優奈、ホールインワン達成直後に悲劇「貧乏性が抜けず…」【女子ゴルフ】


5月23日、関西GC(6545ヤード、パー72)で開幕した女子ゴルフの国内ツアー、リゾートトラストレディス初日で、ツアールーキーの高木優奈(フリー)がホールインワンを達成しました。1イーグル、1バーディー、1ボギーの70で回り、17位の好スタートを切り、賞金30万円を獲得しました。高木は「すごい良い所に落ちてくれたのでよかったです」と喜びを語りましたが、その直後の10番ホールで悲劇が待っていました。
165ヤードの8番パー3で、7番アイアンを振り抜いた高木の一打はグリーン手前に着地し、ピンに一直線。ボールはそのままカップに吸い込まれました。高木は両手を上げて喜びを表し、同伴競技者やキャディーたちとハイタッチし、カメラにウインクを見せるほどの歓喜でした。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公式Xが動画を公開し、「初エースに思わずバンザイからのカメラにウインク」と綴りました。ファンからは「ブラボー!!!!!!」「苦労人!諦めずにプロをめざした執念に“神様からの贈物” おめでとう」「素晴らしい!凄いですね~!」などの祝福の声が多数寄せられました。
昨年、6度目の受験で合格率3%のプロテストに合格した高木は、“黄金世代”の一人として注目されており、昨年12月のツアー最終予選会(QT)で14位に入り、今季前半戦の出場権を獲得しました。プライベートを含めても2回目のホールインワンに驚いた様子で、「欲しいものは特にないので、みんなでご飯食べに行けたらいいかなっていう感じです」と語りました。
しかし、エースを決めたボールは10番パー5で池に落ちてしまい、もう手元にはないそうです。「キャディさんに『とっとく?』って言われたんですけど、新しいボールを出す方がもったいなくて、貧乏性が抜けなくて。使えるならそれでってやっていたら池に入っちゃいました。ボールから私のもとを離れていきました」と自虐的に語りました。ただ、このホールはパーでしのぎました。
高木の今後の活躍に期待が高まります。