日本代表復帰の影で…「次世代の伊東純也」がベルギーで注目の的に

性加害疑惑で一時騒がれたものの、不起訴となり日本代表に復帰したMF伊東純也（スタッド・ランス）。9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選（対中国、バーレーン）での活躍が期待される中、かつて伊東が所属していたベルギー1部KRCヘンクで、新たな才能が注目を集めています。

ベルギーの地元紙『HBVL』が8月30日に取り上げたのは、ヘンクのセカンドチーム（ヨング・ヘンク）でプレーしている元U17日本代表DF、吉永夢希選手。彼は神村学園高校を卒業後、Jリーグを経由せず直接海外挑戦を選び、今年3月にヘンクと4年半の契約を結びました。その果敢な決断が注目を集めています。

吉永選手は2023/24シーズンのベルギー2部リーグ戦において、選手登録の都合で全試合を欠場していましたが、今シーズンは開幕戦からフル出場を果たし、8月25日に行われた第2節RFCリエージュ戦でもスタメンに名を連ねました。試合の53分にはペナルティエリア付近からボレーシュートを決め、移籍後初ゴールを記録。その存在感を示しています。

攻撃的サイドバックとして期待される吉永選手は、『HBVL』のインタビューで「ネクスト伊東純也になりたい」と語り、日本代表の先輩である伊東を目標にしていることを明かしました。同紙は、彼の豪快なゴールを紹介し、「ヘンクの新たなシンデレラボーイとして現れるのか？」と期待を寄せています。

なお、伊東純也選手は2019年2月に柏レイソルからヘンクへ移籍し、海外初年度でベルギー1部リーグで13試合に出場し3ゴールを記録。その後の2020/21シーズンには二桁ゴール・アシストを達成し、2021/22シーズンではアシスト王に輝くなど大きな成果を上げ、シーズン終了後にはフランスのスタッド・ランスへとステップアップ移籍を果たしました。

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