水谷瞬のブレークで日本ハムが歓喜、左翼固定で「チャレンジ枠」消滅危機

japansportsbet.com

水谷瞬のブレークで日本ハムが歓喜、左翼固定で「チャレンジ枠」消滅危機

大ブレークの日本ハム・水谷© 東スポWEB

日本ハムの水谷瞬外野手(23)が今季、大ブレークを果たし、チームにとって嬉しい悲鳴が上がっています。昨オフの現役ドラフトでソフトバンクから移籍した水谷は、プロ6年目でありながらソフトバンク時代には一軍出場の機会が限られていました。

しかし、日本ハムに移籍後は、新庄剛志監督(52)の「全選手に出場チャンスを与える」という方針のもとで出番を得ると、その打撃が爆発。5月下旬から始まった交流戦でその勢いは止まらず、現在(7日)打率.515で交流戦の首位打者に立っています。

新庄監督も水谷の快進撃に驚きを隠せない様子。「何なんだろうね。わからん」と煙に巻きながらも、「打席の雰囲気でしょ。(ボールの)見逃し方とかバットの出方がいいからね」と笑顔を見せ、「今後も起用していく方針」と明言しました。

水谷はその恵まれた体格(身長193センチ、体重99キロ)から放たれる豪快な打撃が魅力です。7日のヤクルト戦(神宮)では「3番・左翼」で先発出場し、第1打席で今季第2号のホームランを放つなど、3打数2安打1打点の活躍を見せました。チームも延長11回の末に5-4で勝利を収めました。

一方で、水谷の活躍によりチーム内には新たな問題が浮上しています。左翼に水谷が固定されることで、今季序盤からの「チャレンジ枠」が消滅の危機に直面しているのです。新庄監督のもと、今季の日本ハムは各ポジションを固定化してきましたが、唯一絶対的なレギュラーがいなかったのが左翼でした。この「チャレンジ枠」を使い、主に二軍で好成績を残した選手を日替わりで起用してきましたが、水谷の定着により、その試みが難しくなっています。

現在、一軍には野村、五十幡、新人の宮崎らがポジション奪取を狙っていますが、出場機会は減少傾向にあります。二軍でも新外国人のスティーブンソンや今川、清宮らが控えていますが、水谷の活躍により、一軍昇格の機会が遠のいています。

しかし、全ポジションのレギュラー固定はチーム力の強化を示すものでもあります。新庄監督もこの状況を理想として掲げてきました。水谷の躍進により、日々の試合で選手を成長させる日本ハムの育成方針が変貌を遂げつつあります。成長の証として、この変化を良い傾向と捉えることもできるでしょう。

日本TOPスポーツBET
スポべマスター
スポべマスター
極秘スポーツベット協会
スポーツBETの配当知識やスポーツ系BETのジャーナリストとして活動しています。健全にスポーツBETを楽しみ利益を出せる方法など研究しています。
記事URLをコピーしました