浦和レッズのソルバッケン、Jリーグ初スタメンで「日本でのプレーは難しい」と語る

浦和レッズのノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、5月26日に行われたJ1第16節のFC町田ゼルビア戦で来日後初のスタメン出場を果たしました。ホームの埼玉スタジアムでのプレーも初めてとなったソルバッケンは、首位町田との対戦に臨み、Jリーグでのプレーについて「攻撃の選手としては、なかなか難しいところもある」と述べました。

ソルバッケンは昨年1月にイタリア・セリエAのASローマに加入し、その後ギリシャ1部オリンピアコスに期限付き移籍しましたが、不調に終わりました。ローマとオリンピアコスは23年12月末で期限付き移籍を打ち切り、シーズン制の異なる日本でのプレーが現実的となり、24年6月末までの期限付き移籍で浦和レッズに加入しました。

町田戦での初スタメン

町田戦では、浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督が懸念していたMF中島翔哉がメンバーから外れたため、ソルバッケンがスタメン出場の機会を得ました。左ウイングとして出場したソルバッケンは、ポジショニングの駆け引きを見せましたが、爆発的な突破力を披露する機会は少なく、後半19分に交代で退きました。

ソルバッケンは試合後、「良い部分も悪い部分もあった。もう少しコンディションを上げ、ボールのリズムや選手との連係を高めたい」と述べました。また、Jリーグについては「良いレベルのリーグだと思う。かなり走るし、ヨーロッパだと1対1の局面で優位になることもあるけど、日本ではウイングがしっかり戻ってくるので、相手が数的優位になることもある。攻撃の選手としては、なかなか難しいところもある」とその印象を語りました。

本拠地サポーターへの感謝

また、本拠地サポーターの応援については「本当に素晴らしいサポートだった。常にシーズンを通して雰囲気を作ってくれている。やっとその応援をピッチ上で感じることができた。今日のサポーターは勝ちに値する応援をしてくれていたので申し訳なく思う」と感謝の意を表しました。

ソルバッケンは「プレーすればするほどコンディションは上がっていくと思う」と述べ、今後の活躍に期待を寄せました。北欧の快速ウイングが日本で本領を発揮する姿を見られるか、急ピッチでのコンディション向上が期待されます。

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