ドンチッチとカイリーは“歴代ベストのガード陣”か?スポーツ・アナリストの見解


NBAファイナル2024がボストン・セルティックス対ダラス・マーベリックスで開幕
6月7日(現地時間6日)、NBAファイナル2024が開幕し、ボストン・セルティックスとダラス・マーベリックスが対戦します。セルティックスにはジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンによる強力なウイングデュオがいますが、マーベリックスの強みはルカ・ドンチッチとカイリー・アービングのバックコートデュオです。

ポール・ピアースの評価
セルティックスのレジェンド、ポール・ピアースは、Fox Sports 1の番組“Undisputed”でドンチッチとカイリーを絶賛しました。「あの2人はベストなオフェンシブデュオだ。カイリーのスキルセットは最高で、ルカは得点王。彼らは歴代最高のオフェンシブデュオだと思っている」と評価しました。
ビル・シモンズの反応
しかし、スポーツアナリストのビル・シモンズは、自身のポッドキャスト番組“The Bill Simmons Podcast”でこの意見に異を唱えました。昨シーズン、カイリーが加入したものの、チームはウェスト11位に終わり、プレーオフ進出も逃しました。今年は第5シードとしてプレーオフを進んでいるものの、シモンズは「昨シーズンのあの2人はシーズン終盤に勝率5割を下回っていた」と指摘しました。
シモンズが選ぶ“歴代ベストのバックコート陣”
シモンズが“歴代ベストのバックコート陣”として挙げたのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーとクレイ・トンプソンです。「あの2人はファイナルへ6度出場してタイトルを4つ獲得している。カリーはオールNBAファーストチームに4度、セカンドチームに4度、サードチームに2度選ばれた。クレイはオールNBAサードチーム入りしていて、歴代最高のシュート力を誇るバックコート陣なんだ」と述べ、彼らの実績を強調しました。
ドンチッチとカイリーの今後の挑戦
ドンチッチとカイリーはまだ結成2年目であり、チャンピオンシップを勝ち取ったわけではありません。もしセルティックスに勝利しリーグ制覇を果たせば、歴代ベストの称号を得る可能性もあるかもしれませんが、カリーとトンプソンの実績にはまだ及ばないのが現状です。
NBAファイナル2024でのドンチッチとカイリーのパフォーマンスに注目が集まります。彼らが新たな歴史を刻むことができるのか、その戦いに期待が高まります。