中国ファン「代表は警察に通報すべき」「10元で7ゴール観戦はお得」― 日本に大敗した中国代表に対する嘆きと本音

9月5日、埼玉スタジアムで行われたサッカーW杯アジア最終予選の日本対中国戦で、日本代表は7-0で圧勝。W杯出場に向けて最高のスタートを切った日本だが、反対に中国代表はまさに惨敗。私はこの試合を現地の中国応援席で観戦し、ファンたちのリアルな反応を目撃した。

試合開始直後から日本の猛攻が続き、中国の攻撃シーンはほとんどなく、守勢に回るばかり。前半だけで2点を奪われ、後半に入っても勢いは止まらず、次々とゴールが決まっていくと、観客席には諦めた表情の中国サポーターが続出。多くのファンが途中で席を離れたが、最後まで応援し続けた熱心なファンもいた。

試合終了後には、中国のコアなサポーターから「最後まで諦めずに応援しよう」とのメッセージが発せられ、残ったサポーターたちは中国国歌を歌い、スタジアムを去った。

一方、ネット上では自虐的なジョークやブーイングが飛び交った。「試合放棄しても0対3の負け扱いだよな」「CCTVでの無料放送がなかった理由がわかったわ」「10元で7ゴールも見られたのでお得だった」「中国代表を警察に通報すべきだ、日本が一方的に殴ってきたんだから」というような皮肉が目立った。

スタジアムで知り合った元サッカーメディアのAさんも、「中国代表は根性がない」「崩壊している」と嘆き、試合中ずっと日本代表の選手たちを称賛していた。「三笘のドリブルはやばいし、久保はスペインで素晴らしいプレーをしている」と熱心に語りながらも、「自由がなければサッカーは強くならないんだろうね」と、中国サッカーの未来に疑問を投げかけた。

習近平総書記が掲げる中国サッカーの目標、つまりワールドカップへの出場と優勝は、果たして実現できるのだろうか。サポーターたちは、今回の惨敗をどう受け止めたのか。彼らの嘆きと自虐が物語るように、現実は厳しい。

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