ヴェルディDFが語る久保建英の“凄さ”とソシエダの強さ:Jクラブとの違いとは?
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虎の次世代エース候補として注目を集めているのが、社会人1年目の無名右腕・石黒佑弥投手(23)だ。現在、秋季安芸キャンプで鍛錬に励む若虎たちの中でも、石黒はその成長ぶりから周囲の高い評価を独り占めしている。
藤川球児監督の新体制が発足し、3年ぶりにタテジマのユニフォームに袖を通した金村投手コーチは「阪神には相変わらずいい投手が多いが、その中でもアイツは特にいい。来年は一軍のブルペンで使えそうだ」と熱い眼差しを向けている。石黒は昨年のドラフト会議で5位指名を受けて入団した選手で、現在本格的に習得を目指しているフォークボールが大きな武器になりつつある。
直球の最速は150キロを超え、カットボールも持ち味の一つ。今秋のキャンプから本格的にフォークを練習し始め、好感触を得ている。第2クール初日となった7日には、監督の前で100球以上の投球を披露し、その成長をアピールした。
チームのセットアッパー左腕・桐敷も「門別や茨木もいいと思ったけど、石黒が一番すごい」と後輩の成長に目を見張る。さらに、キャッチャーミットを手に石黒の球を受けた片山ブルペンコーチも「球速だけでなく、スピンや伸びもある。練習中のフォークも低めにしっかり集まってきて、そこが大きな武器だ。あのボールは使える」と称賛を惜しまない。
藤川監督が目指すのは、岡田前監督の方針を受け継ぎ、「投手力を中心にした守りの野球」。来季も豊富なブルペン陣がチームの最大のストロングポイントとなり、生命線となることが期待されている。今季は1軍でわずか3試合の登板にとどまった石黒だが、いよいよ本格的な飛躍のシーズンが目の前に迫っている。