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おじ・朝青龍に続けるか 豊昇龍が綱取り挑戦 審判部長が条件を語る

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優勝をかけた千秋楽の1敗大関対決では、右手で琴桜の上手を取って投げを試みたものの決まらず、逆に体勢を崩してはたき込まれてしまった。「仕切り線で足が滑った」と落胆の表情を見せた。昨年の名古屋場所で12勝で初優勝したことを思い返し、「13勝で優勝できなかったのか」と悔しさをにじませた。

今年は足元を見直し、充実した1年となった。大関昇進後はケガが多く、捨て身の投げ技で白星を挙げる場面が目立った。名古屋場所では右内転筋を負傷し途中休場となったが、秋場所前には八角理事長から「投げ技ばかりでは横綱にはなれないぞ」と叱咤され、その言葉で目を覚ましたという。

稽古では、再び力強く前に出る相撲を意識し、看板力士としての責任感を強く感じながら初日を乗り越え、そこから6連勝を果たした。その後も15日間、優勝争いの中心として戦い抜いた。

優勝に迫る成績を残したことで、来場所は綱取りに挑戦することが期待されている。高田川審判部長は「強い相撲が多かった。これを続ければ、夢に一歩近づく」と評価。豊昇龍は「来年、琴桜にやり返す。絶対に忘れない」と雪辱を誓っている。

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