ドジャース、T.ヘルナンデスと再契約の可能性浮上　275億円左腕獲得で補強戦略が本格化か

このオフシーズン、フリーエージェント（FA）となった外野手テオスカー・ヘルナンデスが、再びドジャースと契約を結ぶ可能性が浮上している。一方で、エース投手ウォーカー・ビューラーは退団するのではないかとの見方が出ている。背景には、ジャイアンツからFAとなったブレイク・スネル投手との大型契約がある。

米国のスポーツメディア「ジ・アスレチック」の記者ケン・ローゼンタール氏はポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演し、次のようにコメントした。「私の予想では、ビューラーはドジャースに戻らないと思います。一方で、テオスカー・ヘルナンデスは戻る可能性が高いでしょう」。

今季、32歳のヘルナンデスは154試合に出場し、打率.272、33本塁打、99打点と打線の柱として活躍。一方、30歳のビューラーは16試合に先発し1勝6敗、防御率5.38と苦しいシーズンを送ったが、ポストシーズンでは投手陣の救世主的役割を果たした。

また、ドジャースは今オフの注目選手であるフアン・ソト外野手（ヤンキースからFA）についても条件提示を行ったとされるが、ローゼンタール氏は「ドジャースはソト獲得を検討しているようだが、可能性は低いと感じる」と指摘している。

そんな中、26日（日本時間27日）、ドジャースは31歳の左腕ブレイク・スネルと5年総額1億8200万ドル（約275億円）の契約に合意したと報じられた。同氏は「スネルのような投手は、今のドジャースにとって非常に必要な存在だった。今回の補強はそのニーズを的確に満たしたもの」と評価。

「スネル獲得により、ドジャースはヘルナンデスとの再契約や救援陣の強化、さらには他の先発投手の獲得など、選択肢が広がった」と、今後の動きに期待を寄せた。

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