女子ゴルフQTファイナル、実力者も苦戦　菅沼菜々97位、大山志保98位　セキ・ユウティンが首位キープ

2024年シーズンの出場資格を懸けた国内女子ゴルフのクォリファイングトーナメント（QT）ファイナルステージが、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース（6454ヤード・パー72）で27日に2日目を迎えた。初日を首位タイで終えた森井あやめとツアー1勝のセキ・ユウティン（中国）が、2日目はともに1オーバー73でラウンドし、通算7アンダーで首位を守った。

首位と1打差の3位タイには、今季シード権を失った永井花奈と、サイ・ペイイン（台湾）が並んでいる。また、通算5アンダーの5位タイには、安田彩乃、林菜乃子、そして今秋のプロテストに合格した18歳の入谷響が食い込んでいる。

一方、実力者たちには苦しい展開が続いている。今季シード権を喪失した菅沼菜々は9オーバーで97位、ツアー23勝を誇る元賞金女王の横峯さくらは4オーバーで68位。そして、長期離脱を経て復帰した元賞金女王の大山志保は10オーバーの98位と大きく出遅れている。

このQTファイナルには、今季シード選手の中で来季シードを逃した選手や、ステップアップツアー優勝者、プロテスト1位合格者など計104人が出場。4日間のトーナメントで最終順位に応じ、翌シーズンのリランキングまでの出場資格が与えられる。

大会は折り返し地点を迎え、出場選手たちが限られた枠を目指して激しい戦いを繰り広げている。残り2日間で順位を上げられるか、注目が集まる。

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